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  2. わくわくコンサート

 『わくわくコンサート』は、令和2年度"第14回"を迎えることになりました。演奏会に足を運ぶ機会が少ない子どもたちや保護者の方々からの 「私たちも音楽ホールでコンサートを聴いてみたい」という声をきっかけに平成19年度にスタートしました。毎回、無料でのコンサート開催を目指し、 多くの方々にご協力いただきながら頑張っています。

 平成28年度と29年度には第5回、第6回「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞」を受賞することができました。 現在では「市民の皆さまと、コンサート会場で楽しくすごそう!」を目標として香川大学生と教職員からなる実行委員会を中心に多くの ミーティングを重ね、得意分野を生かしながら活動を続けています。

 ご出演くださる皆様、地元企業の方々、卒業生・修了生、香川大学職員の方々、先生方、そしてボランティアとして参加する多くの 仲間の協力も得ながら進めています。

 今後ともご支援、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

  
 今年のわくわくコンサートは、日独交流160周年を記念して「ドイツ」がテーマです。

 東フランク王国の成立に始まり、他国との軋轢や分断を乗り越えてきたドイツ。現在ではヨーロッパ経済を牽引する中心国として存在感を示しています。 日本との関係は1861年1月に当時の江戸幕府とプロイセン王国が「日普修好通商条約」を結んだことに始まりました。 日本は開国後、政治体制、軍事、医学から哲学、文化まで、様々な分野でドイツをモデルとして歩み始めました。このような幅広い分野での協力・交流は2021年で160年目を迎えます。

 またドイツはバッハ、ベートーヴェン、ブラームス、ワーグナーをはじめとする音楽家を数多く輩出し、クラシック音楽史において重要な役割を果たしてきた音楽大国でもあります。 今回はドイツ(Germany)の「」にちなみ、管弦楽組曲第3番よりアリア(線上のアリア)、ヘンゼルとグレーテル(Hänsel und Gretel)の語り劇、 そしてバイオリン協奏曲の中で最も人気のあるメンデルスゾーンのバイオリン(Geige)協奏曲をお届けします。 バイオリン独奏者として、数々のコンクールでの受賞経験を持つ、実力派の若手バイオリン奏者・杉山和駿さんをお迎えします。

Grußwort zum 14. Waku-Waku-Konzert, Kagawa, Februar 2021
第14回わくわくコンサートに寄せて 香川、2021年2月
Martin Eberts
Generalkonsul
マルティン・エバーツ
ドイツ総領事
Zum 14. Waku-Waku-Konzert sende ich meine herzlichen Grüße und Glückwünsche nach Kagawa! Es ist mir eine große Freude, die Schirmherrschaft über das diesjährige Konzert übernehmen zu dürfen, in dessen Mittelpunkt Deutschland und deutsche Komponisten stehen. Es ist eine wunderbare Initiative, auf diese Weise deutsche Musik und Kultur vielen Familien und jungen Menschen aus allen Schichten und mit unterschiedlichen Erfahrungen nahe zu bringen.

In diesem Jahr feiern wir das 160. Jubiläum der Aufnahme offizieller Beziehungen zwischen unseren beiden Völkern. In diesen mehr als anderthalb Jahrhunderten ist eine tiefe Freundschaft zwischen Deutschen und Japanern gewachsen. Wir teilen heute nicht nur gemeinsame Werte und Interessen, wir sind auch verbunden durch eine Art ”Wahlverwandtschaft“, eine innere Nähe und Gleichgesinntheit, die weit über gute diplomatische Beziehungen hinausgeht. Ihren vielleicht schönsten Ausdruck findet diese innere Verbundenheit in der großen Liebe zur Musik, die wir in Deutschland und Japan gleichermaßen verehren.

Ich gratuliere zur Wahl der Musik für das Waku-Waku-Konzert 2021: Mit Johann Sebastian Bach und Felix Mendelssohn Bartholdy sind zwei der größten deutschen Komponisten dabei, deren Namen zugleich für die besten und tiefsten Traditionen der deutschen Kultur stehen. Bachs Musik ist im christlichen Glauben verwurzelt, der unsere Kultur geprägt hat und ohne dessen Kenntnis man seine Werke nicht verstehen könnte; und der Name Mendelssohn erinnert an siebzehn Jahrhunderte fruchtbaren jüdischen Lebens in Deutschland. Die Musik dieser beiden Großen spricht heute auf der ganzen Welt zu den Herzen der Menschen. Ich freue mich aber auch sehr darüber, dass mit Engelbert Humperdinck und seiner zauberhaften Oper ”Hänsel und Gretel“ ein weiterer Komponist ausgewählt wurde, den ich besonders schätze und dessen einhundertsten Todestag wir in diesem Jahr begehen.

Wir können uns noch auf viele schöne Begegnungen im Geiste der Musik freuen. In diesem Sinne ist das Waku-Waku-Konzert 2021 ein Glücksfall der deutsch-japanischen Beziehungen– und für mich auch ein besonders sympathischer und ansprechender Auftakt zur Feier unseres Jubiläums. Ich wünsche allen Beteiligten, den Organisatoren, den Musikern, den Unterstützern und Gästen ein schönes und beglückendes Erlebnis!

Mit herzlichen Grüßen

 「第14回わくわくコンサート」の香川県での開催に心よりお祝いを申し上げます。今年のコンサートはドイツをテーマとしているということで、後援をお引受けできたことをとても嬉しく思います。このような形で多様な背景を持った多くのご家族や若い方々にドイツ音楽と文化を届けるのは素晴らしい試みです。

 今年は両国の公式な外交関係が結ばれてから160周年となる記念すべき年です。ドイツと日本の間の深い友情は1世紀半を超える時間の中で育まれてきました。私達は今日、同じ価値観や利害を共有しているだけでなく、いわゆる「親和力」によって結びついています。これは内面的に近く同じ世界観を共有しているという意味で、良好な外交関係をはるかに超えた関係と言えます。両国のこの内面的な結びつきを示すわかりやすい例は、両国における音楽への大きな愛でありましょう。

 2021年のわくわくコンサートの選曲も素晴らしいと思います。ヨハン・セバスチャン・バッハとフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディはドイツにおける最も偉大な作曲家に数えられると同時にドイツ文化でも最高の、深い伝統を表しています。バッハの音楽はドイツの文化に深い影響を与えているキリスト教の信仰に根ざしているので、彼の作品を理解するにはキリスト教への理解が必要です。そしてメンデルスゾーンの名は17世紀にわたるユダヤ人のドイツにおける実り豊かな生活を想起させます。この二人の偉人の音楽は今でも世界中で人々の心に響いています。さらに私はエンゲルベルト・フンパーディンクの魅力的なオペラ「ヘンゼルとグレーテル」が選ばれたこともとても嬉しく思います。私はこの作曲家がとても好きですし、今年は没後100年にあたります。

 音楽の精神を通じて多くの素晴らしい出会いが期待でき、第14回わくわくコンサートが開催されることは日独関係にとって幸運なことです。また私にとりましても日独交流160周年の冒頭を飾る大変好ましい催しです。主催者、参加者、音楽家、支援者、そしてご来場の皆様にとって素晴らしく幸福な経験となりますことをお祈りして、お祝いの言葉といたします。

日   時: 令和3年 2月7日(日) 13:00~
場   所: サンポートホール高松 大ホール 3F
行 事 名: 「第14回 わくわくコンサート」 みんなで楽しむ音楽鑑賞会
テーマ: ドイツ
チラシ: 第14回チラシ
(PDF:約1.6MB)
わくわくコンサート実行委員会・ボランティア集合


開場~ロビー~
ご来場いただいた皆様には、入口での検温・手指消毒、マスク着用、グループ単位で間隔を開けての着席など感染症対策にご協力いただきました。
また、ロビーにはチラシやヘンゼルとグレーテルで使用した教育学研究科美術専攻 河西紀亮さんが描いたイラストの原画を展示しました。





プログラム
指揮:小森 康弘
Wakuwaku室内管弦楽団
1.J.S.バッハ: 管弦楽組曲 第3番
BMV1068より「アリア」(G線上のアリア)



2.E.フンパーティング: オペラ≪ヘンゼルとグレーテル(Hänsel und Gretel)≫より
編曲 Helen MIlls/見垣 佑介 イラスト:河西 紀亮 
  ヘンゼル Hänsel:服部 慎子 
グレーテル Gretel:伊藤 菜月 
ペーター Peter(父):佐藤 丈史 
ゲルトルード Gertrud(母)・魔女:藤元 恭子 
ナレーション:大山 未未子



3.F.メンデルスゾーン: バイオリン協奏曲 Op.64 ホ短調
バイオリン :杉山 和駿


主催: 第14回「わくわくコンサート」実行委員会
共催: (公財)高松市文化芸術財団
後援: ドイツ連邦共和国総領事館
香川県 香川県教育委員会
高松市 高松市教育委員会
協賛: (公財)南海育英会 松楠会(香川大学教育学部同窓会)
協力: ドイツ観光局 香川大学EU情報センター(香川大学)
幸楠会(香川大学教育学部後援会) ㈱レアスウィート 美巧社

これまでのわくわくコンサート

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