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教育実践基礎演習(フレンドシップ事業)

1.フレンドシップ事業のねらい

教育学部のフレンドシップ事業は、香川県教育委員会をはじめ関係機関のご協力を得て、平成9年度より授業科目「教育実践基礎演習」として実施しています。

フレンドシップ事業の柱を次の3点において実施しています。

① 香川県五色台少年自然センターの指導の下に、野外教育体験活動にかかわる基礎的知識や技能を身につける。
② 附属小学校の野外教育体験活動の補助者として参加し、児童とのふれあいを通して、子どもたちの気持ちや行動を理解し、実践的な指導力の基礎を身につける。
③ 生涯学習の指導者や野外教育体験活動の専門家、児童を指導している教師からの指導助言を直接いただくことで、自分自身のこれからの教育実践にかかわる課題の探究を促す。

これらの3点を柱として、受講する学生が、学校教育の場である学校から離れた野外で子どもたちとふれあう様々な活動体験を通して、子どもたちの気持ちや行動を理解し、実践的指導力の基礎を身につけることを目的としています。


2.平成20年度の主な活動内容

平成20年度の参加者は34名であり、主な活動内容は、以下のとおりです。

① 4月23日 オリエンテーション
② 5月7日 事前研修(関係機関の先生方を講師として)
③ 6月7~8日 五色台少年自然センターにおける指導者講習会に参加(1泊2日)
④ 6月5~6日 附属坂出小学校の宿泊学習(屋島少年自然の家)(1泊2日)
⑤ 7月16~18日 附属高松小学校の宿泊学習(国立大洲青少年交流の家)(2泊3日)
⑥ 7月30日 シンポジウム(関係機関の先生方を講師として)



3.活動を振り返って

本事業では、「体験活動すればそれで終わり」ではなく、それぞれの野外教育体験活動において各日の夜に行う反省会を大切にしています。一人ひとりが一日の活動と自己の姿を振り返り、互いに意見交流することによって、自らの活動のよさや課題に気付き、翌日には早速、子どもたちの接し方にそれらを活かそうと、意識して活動している学生の姿が数多く現れるようになりました。

全ての活動を終えた後、平成20年度の受講生から「よかった…夢がかたまった。子どもの成長を間近で見れて感動し、教師のやりがいを見つけることができた」「大学2年生という早い段階で実際に小学生や小学校の先生と深く関わることができ、将来の自分の夢について真剣に考え直すよい機会になった」などの声が寄せられました。本事業が学生たちにとって、教師の仕事に対する使命感や誇り、子どもに対する愛情や責任感など、教職に対する強い情熱の基礎を形成する契機にもなっているようです。

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→本年度『フレンドシップ事業』の様子は、
教育学部附属教職支援開発センター のページをごらんください。